新潟産コシヒカリ | 新潟・食品名産図鑑

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新潟産コシヒカリ

コシヒカリ

概要: 新潟はコシヒカリの国

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|コシヒカリの誕生

1944年新潟県農場試験場で農林1号と農林22号の交配により作り出され、福井県で育成されて品種の確立がされて「越南17号」となりました。この品種は茎が弱く倒れやすく、いもち病にも弱く、収穫も少ない欠点がありました。それでも新潟県はこの品種の栽培に積極的に奨励して、福井県側から品種の命名を依頼されました。そこで福井県も越しの国であることから(越中)「越の国に光り輝く稲」という意味で越光と名付けられました。

|栽培が難しいコシヒカリ

こしひかりは非常に食味はよかったのですが、栽培が難しい品種ではありました。しかし寒冷に強かったことと新潟県人の粘り強さで栽培に成果を出していき、特に魚沼ではその土地柄に適合した品種であったために全国的な評価を得ることになりました。育てにくいが手間暇は惜しまないで味を選んだ新潟県人の味にこだわる性質が勝利したと言ってもいいかと思います。
コシヒカリは非常に手間のかかる品種であるために余り広い土地での大量生産には向いておらず、また昼間は暑く夜冷え込むところが非常に糖度が増して食味が良くなります。そのため山の谷あいで狭い田んぼで標高が比較的高い魚沼の品質が高くなるのです。平野のコシヒカリは余り美味しくなりません。
コシヒカリが他のブランド米と決定的に違う優秀さは冷えても美味しいことです。炊きたては大きな差はありませんが、おにぎりのどではその差がよく現れます。

尚コシヒカリからは他の品種を掛け合わせた「あきたこまち」「ひとめぼれ」「ヒノヒカリ」など コシヒカリ系統の新品種が誕生しています。

 

|新潟のコシヒカリ栽培

コシヒカリは県内全域で生産されています。 平成21年産コシヒカリの作付面積は、90,280ヘクタールで、水稲作付面積の約8割がコシヒカリでした。現在は魚沼、佐渡、岩船の地区のブランドが3大名産地として高く評価されているようです。

|魚沼産コシヒカリ

「魚沼産コシヒカリ」は山と山に囲まれた信濃川水系の河川敷で栽培されます。全国有数の豪雪地帯で有数のスキー場を有しています。全国的に有名になったのは新幹線が通り、東京都短時間で結ばれ、訪れたスキー客などが新米を食べてその食味に驚いたからだともいわれています。魚沼産コシヒカリは高級ブランドとして今や高値で売買されています。魚沼産と偽って販売する悪徳業者もいますので注意が必要です。

佐渡産コシヒカリ

「佐渡産コシヒカリ」は佐渡産コシヒカリ「朱鷺と暮らす郷」米としてブランド化を図っています。トキが田んぼでドジョウを食べれるように島を挙げて低農薬、低肥料に取り組んでいます。国仲平野と大佐渡山脈・小佐渡山脈沿いの山間部で稲作が盛んで、特に気温の昼夜差が大きな大佐渡・小佐渡地区の棚田は上質米として知られています。

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岩船産コシヒカリ

「岩船産コシヒカリ」は新潟県の最北端、新潟県と山形県の県境にあたる岩船地区で栽培されています。朝日連峰から流れでる荒川・三面川の清らかな水と肥沃な大地があり、川沿いは夏の昼間は暑く、夜は冷え込んでコシヒカリの食味を高めます。狭い田んぼで人手をかけるで育てています。、稲作以外にも村上茶の産地としても有名です。岩船産コシヒカリはやや硬めのしっかりした炊き上がりが特長です。

|コシヒカリBL

実は現在の新潟産のコシヒカリは正確にはコシヒカリではありません。コシヒカリBLという品種です。コシヒカリがいもち病に弱いために新潟県が15年かけて開発した品種で平成17年よりJAを中心に転換が進められてすでに新潟コシヒカリと称する9割はコシヒカリBL米になっています。
戻し交配といういもち病に強いコシヒカリを代を重ねて交配することによって生み出されたコシヒカリとは違った品種です。現在では新潟コシヒカリJA米で販売しています。
特徴はいもち病に強く肥料も少ないことでより安全なお米になっていることと、食味も従来のコシヒカリよりは勝るとも劣らないとされています。肥料農薬は従来の25%削減されるとあります。
新潟コシヒカリBLはBL1号、2号など10品種開発されて、毎年そのうちの4品種混合して栽培されています。これは毎年同じ品種を栽培することでうるち病をの拡散を防ぐためです。したがって毎年味は微妙に違ってくるはずです。
*BLとは、Blast resistance Lines:いもち病抵抗性系統のことです。名前の通り、お米の病気「いもち病」に抵抗がある品種です。

このコシヒカリBLに関しては賛否両論あります。これまで通りのコシヒカリを守りたいと作付している農家もいらっしゃいます。コシヒカリ一般米として販売されています。

ベストシーズン:秋

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