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概要: 新潟の県民の味のルーツ

新潟加島屋

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加島屋(かしま)は安政2年(1855年)に創業された150年以上の老舗の塩干物メーカーです。当時は、信濃川や阿賀野川で獲れる鮭や鱒などの塩干物(えんかんぶつ)を商う店としてスタートしました。明治20年代には地元の酒蔵の酒粕を利用した鮭、筋子、鱈の子の粕漬けを日常のお惣菜として売り出しました。そして日々新潟の美味しいお米に合う食材を開発し続けます。そして、昭和50年代になって上越新幹線の開通とともに、鮭茶漬けが新潟の土産、贈答品として大ブレークします。

新潟県民にとって加島屋の商品は憧れであり、味覚の基準でした。加島屋さんはその素材を、北海道、カナダ、アラスカへと求め、極上品だけを取り扱ってきました。新潟県民はその味の良さをよく知っていました。加島屋さんのお陰で、新潟県民は美味しい味が染み付いたのかもしれません。祖母が毎年、「加島屋の塩引きを一本買って正月を越す」といったことをよく覚えています。加島屋の道路越しには新潟一の料亭「鍋茶屋」があります。この両者は新潟の味を作り出してきた双璧です。鍋茶屋に加島屋は食材を収め、鍋茶屋も厳しい注文を加島屋に出したのでしょう。

鍋茶屋

道路越しの鍋茶屋

 

加島屋の瓶詰めの水産物は、当時は画期的でした。それまで、食品加工品は瓶詰めされることはなく、ようやくビニールパック程度でした。加島屋の商品開発と品質、その包装形態は全国の商品メーカーに多大な影響を与えていきました。地方の食品メーカーは加島屋を手本にし、目指しました。現在、加島屋は全国の有名デパートのテナントして店を構えています。

加島屋鮭茶漬け

加島屋鮭茶漬け

 

現在の加島屋は商品開発に取り組んでいます。本店は多くの近代化された商品を買うことが出来ます。ただ、鮭の一本物がなく、切り身販売だけだったのが少し寂しく感じました。もはや、鮭の一本物は、出刃包丁がないために家庭では捌けないといいます。
また、本店の2階にはレストラン茶屋長作では新潟の味、加島屋の味が楽しむことが出来ます。どれも絶品です。

 

新潟加島屋

新潟加島屋正面

 

新潟加島屋

 

新潟加島屋

 

新潟加島屋

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TEL:0120-00-5050

住所:〒951-8066 新潟県新潟市中央区東堀前通8番町1367

詳しくは: (ホームページへ
メイン商品:鮭、筋子、たらこ、いくら、貝柱、その他塩干物
主力特産商品:加島屋のさけ鮭茶漬
休日 ・不定休
見学可否
施設

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