新潟里の幸・山の幸

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新潟 稲作

(稲作穀物)

お米は生産額ではコシヒカリで稼いで日本一!

水稲:なんと言っても新潟と言えばお米です。特にコシヒカリは全国一のブランド米として
有名です。生産量(63万トン強)は北海道についで2位ですが、金額ベースでは
全国1位です。やはりコシヒカリなどの価値のあるお米が中心だからです。
因みに消費量は全国11位(2008年)ですが、基本的にはお米を中心に食べていても
野菜なども一緒に食べているからだと思われます。特に夏はコメより茄子漬を食べる量が多いかもしれません。

蕎麦:蕎麦は山間部中心に栽培されてきましたが、最近は減反の代替えとしても
平野でも作付されています。
生産量は900トン前後で9位で、全国生産量の3%程度になります。
近県の山形・長野・福島が2、500トン前後ですので地域性からは少ないと言えます。
因みに1位は北海道で約11、500トンで圧倒的です。

麦:生産は全国33位レベルで低調です。

(野菜・豆)

新潟は野菜消費量は全国4位(2010)の野菜大好き県です。

枝豆:新潟の人は異常に夏に枝豆を食べます。それも5月から9月まで色々な品種を
植えて切らすことはありません。ブランドの「黒崎茶豆」をはじめ「弥彦娘」「雪姫」
「ゆうなよ」「一人娘」他いろいろ出回ります。作付面積日本一です。生産量は4位。
これは若い美味しいうちに収穫して食べてしまうから生産量が減ってしまうのです。
また、同じ茶豆で「だだ茶豆」でブランド化している山形は生産量は同じくらいで、
7割を関東などに出荷していますが、新潟は半分を自家消費しています。
作ったものは自県で食べる枝豆日本一の消費県です。
生産量1位は千葉県、2位は山形県です。

そら豆:夏前に枝豆の代わりにそら豆がよく食べられます。ビールのつまみには
最高です。生産量は全国7位を誇りますが生産量はさほど多くなく(500トン強)で
ほとんどは県内消費です。

ナス:新潟の人は夏になると茄子もまた異常に食べる民族です。
作付面積では全国1位ですが、出荷ベースでは夏秋のナスで6位になります。
これも新潟では質のいい小型のナスの生産が多いためです。新潟県民はナスには
うるさいのです。また他県への出荷もあまり多くなく70%は県内消費です。
同じような生産量で茄子消費県の山形県でも50%は出荷しています。
枝豆と一緒でうまいものは自分らで食べてほかに出してないのです。

ねぎ:新潟の白ネギも捨てがたい。全国9位の出荷量で、特に「やわ肌ネギ」の
ブランドで出荷されているネギは冬には格別です。

れんこん:隠れた名産品です。新潟平野の湿地を活用して明治時代に
栽培種が導入された。南方系の植物で新潟県が栽培の北限のようです。
湿地と夏の暑さがあったようで収穫は秋です。長岡、五泉が産地。
しっかり地元料理に密着しのっぺいとこ煮の材料になっている。
新潟市はレンコン消費は日本一にランクされています。

ナッパ類:新潟はなっぱをこよなく愛する県でもあります。菜の花などの菜花は
全国3位の出荷量を誇ります。冬から春にかけての雪の下に寝たトウ菜は格別な
味です。ツケナ(野沢菜・女池菜・大崎菜・たい菜・長岡菜など)関係の出荷も多く、
全国7位になっています。

さといも:新潟はさといも生産量は6位で阿賀野川の周辺が主な産地になっている。
新潟はさといも大好き県でもあり、消費は新潟市が山形市についで第2位となっている。
山形は芋煮で有名だが、新潟はのっぺや煮物にする。

大根:新潟の長い冬の野菜はナッパと大根であった。
お米に混ぜてかてめしで炊き込みの具材になったり、干してつけて雪国には必需品の
たくあんにして利用されてきている。味噌漬けや山海漬けでの利用も多い。
生産量は全国8位。大根の漬物は7位の出荷量です。
12月あちらこちらの川で冬に備えて大根の泥を落としているのは越後の冬の風物誌であった。

食用菊:山形、青森などで食べる習慣がある。生産量は愛知県が多いが、
これは料理の添え物で食さないことが多い。純粋な食用では山形・新潟・青森の生産順。
新潟では秋に菊の花をおひたし3杯酢で食します。
赤紫色の品種でカキノモト、モッテノホカなどの名前で呼ばれています。
秋~冬への新潟のまた一つの味です。

伝統野菜:新潟は各地に色々な地元野菜が伝承されて味わいに彩りを付けています。

女池菜・大崎菜・長岡菜・体菜・長岡巾着なす・梨なす・いとうり・ゆごう・ずいき・肴豆・
かぐらなんばん・だるまレンコン・白雪かぶ・白十全・鉛筆ナス、白なす、砂ネギ、
五千石ネギ、黒埼茶豆(小平方茶豆)、寄居カブ、小池ゴボウ、カキノモト、

曽根ニンジン、城之古菜、魚沼巾着、高田シロウリ、仁野分しょうが、正善寺みょうが、
頸城オクラ、オニゴショウ、ばなな南瓜、なます南瓜、曲がりねぎ、ずいき、とうな、
ひとくちまくわ、越の丸、
本カタウリ、千本ネギ、八幡いも、赤かぶ、
久保なす、白なす、やきなす

新潟県人ですら全て食べていない数の多さです。

 

(山の恵)

きのこ:栽培のきのこを主に山間部で首都圏向けに出荷しています。
なめこ・まいたけ・ひらたけは全国1位、エリンギ・エノキダケ・シメジは2位の
出荷量を誇ります。しいたけは8位の出荷。
魚沼地区が主な産地で新幹線からはその工場が見えます。
天然きのこは山間部では種類も豊富に取れますが、
自家消費は地元消費が主になります。

山菜:越後の深い山並みは山菜の宝庫でもあります。わらびは全国3位、
ネマガリタケは6位、ウドは10位の出荷量です。栽培も天然ものも豊富です。
特にゼンマイは郷土料理としても欠かせない存在です。

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