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日本酒の文化
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(お米と日本酒は切り離せません)
日本酒の製造は米が伝来した弥生時代に始まると言われています。
日本人には切っても切り離せないいわばジャパンスピリッツです。
そして新潟もお米の国、日本酒とは切っても切り離せないものがあります。
日本酒の蔵元は96(2009年)で全国1位です。
そして一人あたりの日本酒消費量もダントツの1位で、2位の秋田県のおよそ1.3倍
飲んでいます。
新潟の付き合いは全て日本酒中心に回ります。
口下手で、酔わないと何も言えないと評価を受ける越後の男性にとって
日本酒は人と人のあいだを取り持つ大切な潤滑油なのです。
長く寒い冬を乗り切るために必然と量は増えたのでしょう。
その為に蔵元も増えたのかもしれません。
(酒造りの古い歴史)
新潟には戦国時代からの歴史を持つ創業460年の蔵元(吉乃川酒造・長岡)もあり、
お米の生産にともない古くから醸造は盛んでした。
江戸時代に豊作が続き、幕府も規制を緩めたために
地主などが余剰米対策で製造を始め、江戸へ送ったことで
製造も一気に増えたようです。
また、日本酒の製造も冬期以外禁止されていて、米作を終えた農家が
冬の出稼ぎとして杜氏になって全国に散らばりました。
これが越後杜氏と言われるものです。
杜氏の仕事は我慢強い新潟県人の気質にちょうどあったようです。
今も新潟各地にそのグループがあります。
(お酒は美味とともに)
そして美味しくて豊富なお酒は食にも大きな影響を与えていきます。
新潟の食がどれをとっても高いレベルを求められるのは
この日本酒のレベルの高さが要求するものなのかもしれません。
新潟はどれを食べても美味しいと県外の人は驚きます。
ありふれた野菜一つをとっても美味しいのです。
しかし、新潟男子の気質と一緒でその美味しいものを
余り外には主張してきませんでした。
みんなでこっそり美味しいお酒とともに食していたのです。
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