えごねり(エゴネリ)
概要: 新潟特産品:佐渡の海藻加工品

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えごねり(いごねり)は佐渡島に古くから伝わる乾燥したいエゴ草(エゴノリ、イゴノリ)を煮溶かし、よく練ったものを冷やして固めて作られます。エゴノリは岩手県を含む日本海側で岩場などのコンブやホンダワラなどの大型海藻に着生して生育する紅藻の一種で、日本各地で同じような食材が存在しています。海藻だけでできているエゴネリは、低カロリーで水溶性繊維がとても豊富です。
福岡ではおきゅうとが有名ですが、製法はよく似ており昔、佐渡から伝わったとも福岡ら佐渡に伝わったともいわれていますが良く似た食べ物です。違いは沖天(イギス)を3割ほど加えるところです。
長野ではえごと呼ばれていて、製法はエゴネリとほぼ同じです。佐渡に近い能登半島ではエゴコンニャクとも呼ばれています。
新潟では広く食されていて日常でもハレの日の食材として一般的です。短冊状きしめん状に細く切り、小ねぎやおろし生姜などの薬味を乗せ、醤油や酢を入れて食べますが、特に酢味噌がお薦めです。
博多と新潟に行ったらぜひ両者を食べて味比べしてみてください。博多の方のおきゅうとは三杯酢に鰹節を賭けて食べますがさっぱりしています。新潟のえごねりは重い重厚感ある味わいです。これはエゴノリの割合から来ているものと考えられます。
佐渡にはいごねり専門店の早助屋があります。
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