かきのもと・おもいのほか

概要: 新潟の食用菊

かきのもと

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かきのもと・おもいのほかは新潟の赤紫色の食用キクのことです。
かきのもとは新潟市中心の下越地区の呼び名でが、一般的には延命楽を指します。名前の由来は「生け垣の根本に植えたから」、「柿の木の根本に植えたから」「柿の実が色づいてくるころ赤くなるから」と諸説あります。
おもいのほかは長岡での呼び名で、「おもいのほか美味しかった」から付けられた名前と言われています。長岡野菜に認定されています。
菊は山形、青森などの東北地区でも食されています。山形では新潟と同じ延命楽系で「もってのほか」の呼び名があります。青森の菊は赤紫色ではなく、阿房宮と言われる黄色の菊になります。
かきのもと、おもいのほかの品種は延命楽で中国では漢方薬で昔から珍重されています。実際に病気や老化の原因を取り除く「アントシアニン」や、抗炎症作用があると言われる「サポニン」が多く含まれています。

新潟では江戸時代から食されていて、田んぼ・畑の片隅や農家の庭先で栽培されて食されてきました。昭和45年頃になると、減反政策で水田の転作作物として栽培されるようになり、より花が大きく色鮮やかな紫色へと品種改良されました。昔はこんなに花は大きくなく小さかった記憶です。県内栽培の約8割が白根地区( 新潟市)で栽培されています。
上越や佐渡はあまり食べません。

食べ方はお浸しと酢のものが中心です。苦味やクセのある香りがすくなく、シャキシャキとした歯ざわりが最大の特徴です。

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かきのもと

ベストシーズン:8月中旬~12月中旬

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