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加島屋のさけ鮭茶漬

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加島屋の鮭茶漬けは新潟の水産加工品の名品です。加島屋さんは、安政2年(1855)創業の150年の歴史を誇る老舗です。加島屋さんは、サケやいくら、筋子、たらこ、新潟の郷土料理などの高級加工品を手掛けるメーカー兼食材店です。新潟県民のあこがれのお店です。言うならば、新潟の今の食文化は、料亭の鍋茶屋とこの加島屋さんが作り上げてきたといっても過言ではありません。
この加島屋の鮭茶漬けは、昭和30年代に売り出されました。家庭にも手作りの味を届けたいということで作られました。昭和57年(1987)に上越新幹線が開通するとこの加島屋の鮭茶漬けが得意先への手土産、また出張者の新潟土産として利用され、東京に広まりブレークしました。加島屋の名前とともにこの鮭茶漬けは全国区になり、言わば加島屋さんの出世作です。瓶詰めの鮭茶漬けは当時の水産加工品の包装としても、またそのデザインも画期的でした。
そして何よりもこの鮭茶漬けの美味しさは、キングサーモンを原料にしているところにあります。キングサーモンは鮭鱒の仲間の中でも、脂がタップリ乗って非常に美味で最高級になっています。他のメーカーのシャケ製品はよく脂肪分を加えていますが、この鮭茶漬けは素材の脂の美味しさです。加島屋さんは、鮭の取れる場所にも拘ったと聞いています。最適な脂が乗るキングサーモンが漁獲される場所まで指定したそうです。今の原料は、ロシア、アラスカ、アメリカのキングサーモンを使っています。また、低塩で化学調味料や保存料などは使っていないために日持ちはあまりしませんので、手に入れたら一気に食べてしまいましょう。お茶漬けは勿論、そのままご飯に乗せて、サラダ、スパゲッテイーに幅広く使えます。
加島屋の鮭茶漬けは、新潟土産で定番品です。ちょっとお高いですが、是非一度食してみてください。新潟の県民の味覚の基本は加島屋さんにあります。
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