ささだんご(笹団子)

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|ささ団子
笹団子は新潟を代表する特産品でお団子お菓子です。形はスゲもしくはイグサの紐で両端を搾り中央で結んでコメ俵を模していかにも新潟らしい食材です。皮はもち米とうるち米の粉で作りますが、ヨモギを入れて笹で包んでいます。ヨモギは田んぼの淵にいくらでも生えていて、また笹は殺菌効果があり、冬などは20日間ほど日持ちがして固くなったら蒸して食べることが出来ます。餡子の多いのが堪らない美味しさになっています。
ささ団子の起源は上杉謙信が出陣の際に家心の岡崎城主に使える菓子司が、中国のちまきを参考に考案されたとされています。兵糧として携帯したと言われていますが、農家では上米は中央に集荷して品質の悪い粗末なコメを粉にして如何に美味しく食べるかで工夫を凝らしました。具材は梅やオカカ、きんぴら、煮物、野菜などをいれました。越後では端午の節句に笹団子を作る習わしがありますが、農作業時の保存食としても食べていました。上米を使って祭りや節句、婚姻などのハレの日だけ小豆餡を入れて楽しんでもいました。昔は春祭りや秋祭り、盆踊り、ひな祭り、端午の節句と季節ごとの行事が人々の一番の楽しみであったころの楽しみなお菓子でした。あんこを入れたものを女団子、きんぴらなどを入れたもの男団子などとも呼んでいました。また、昔の味方村(現新潟市南区味方)には、笹団子の具として鱒を使った鱒団子が、地域の特産であります。味方の「紙ふうせん」というお店で買うことが出来ます。
新潟の代表的なお菓子といえば笹だんごか柿の種ですが、笹だんごを製造販売している業者も非常に多く、、新潟市内に約50軒、新潟県内で100軒内外と思われあちらこちらで商品を見かけます。専門業者以外の農協や農事法人、個人の農家が市場などに売り歩いてもいます。笹団子は今では海外にも輸出されて市場規模は20億以上といわれています。佐渡や上越近辺では作られません。
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