白十全茄子(本十全茄子)

概要: 本来の十全茄子

白十全茄子

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|しろ十全茄子(本十全)

十全村に伝わった泉州水茄子系統の一つで本来の十全ナスです。黒十全茄子とは同じ泉州水茄子系ですが品種は違います。(泉州水茄子は数種類ある)そこで黒十全茄子と区別するために白十全、本十全というようになりました。十全村から現新潟市白根に伝わりそこから長岡の信濃川沿いの中島地区に昭和13年に伝わり梨なすと呼ばれましたが、其の後に長岡大島地区に導入された黒十全茄子を名前の売れていた梨茄子で売り出し、現在の梨茄子はほとんどが黒十全茄子になっています。
白十全茄子は固定種故に栽培に手間暇がかかり、大量栽培が出来ません。写真のように果皮の色は薄く部分的な色ムラがあり、黒十全と比べて黒黒していなくて見かけもよくありません。(ただし、白十全も最盛期に十分日光浴びると真黒になり見分けはつけにくくなる)
また白十全は浅漬けにしても漬け液から出し空気に触れると1~2時間で直ぐに茶色に変色してしまう欠点もあります。その為に消費者からは敬遠されがちになり、年々栽培農家も少なくなっています。見かけもよく大きな収穫が期待できる黒十全主流になっています。
しかし、白十全の本来の味から言えば、実の締まりと甘みもあり食味は最高で美味しい白十全に軍配があがります。白十全茄子はこの味を知る高級料亭などで消費されています。本来の十全茄子は白十全なのですが、今やお店などで見かけることは余りありません。もし、お店で見かけた場合は是非買い求めて浅漬けにすることをお勧めします。

白十全茄子は新潟市白根や長岡中島地区などで栽培されています。
特に長岡市の中島地区の農家・土田重兵衛さんが栽培している白十全茄子は原種となった泉州水ナスの本来の形質に一番近いとされています。これは下越地区の白十全茄子は自然交配が進んだことに対して長岡・中島地区は信濃川沿いで周囲の畑では他の品種の茄子を栽培していなかったことで本来のDNAが守られたことによるものと考えられます。

白十全茄子の本当に美味しい時期は7月15日ころから8月のお盆くらいになります。この時期に獲れた新鮮な白十全は泉州水茄子と同じく浅漬けが一番ですが、お刺身でも美味に食せます。

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ベストシーズン:7月中旬~8月お盆ころ

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